- 在宅フリーランス3年目の実態
- 会社員とフリーランスの違い
- 憧れのストレスフリー生活を手に入れた結果
楽しかったGWも終わり、しんどい一週間を過ごした人も多いのではないでしょうか。
採用の仕事をしていた頃、この時期は退職者が出ないことを願うばかりでした。
なぜかGW後に退職を希望する人が続出するんですよね。

現実はツラいぴよ〜



五月病ってやつだね
たとえば会社を辞めたいあなたが、SNSでこんな情報を見たとします。
「会社員は搾取されている」
「フリーになったら月収が○倍アップした」
辞めたい気持ちが加速して、フリーランスに興味を持つことでしょう。
しかし、現実はそんなに甘くありません。
「会社員とフリーランス、結局どっちがいいの?」
とよく聞かれますが、その人の状況や目指す方向性・タイミングによって答えが変わります。



偏った情報に流されないように!
わたしは起業→会社員に戻る→在宅フリーランスと経験がムダに豊富。
実体験から見えたことや感じたことを発信したら、多少のヒントにはなるかと思いこの記事を書きました。
会社を辞めたい理由も解決策も人それぞれ。
あなた自身と向き合い、考えるきっかけにしてみてくださいね。
フリーランス3年目の実態 ① 収入面


会社員とフリーランスの収入面について、大まかな違いをまとめます。
フリーランスは無限に稼げる夢があり、突然0やマイナスになる可能性もあります。
とくに最初は「収入がなくても半年ぐらいなら生活できる」程度のメンタルと環境が必要です。
目先の生活に困ると焦って選択を間違えるため、今の仕事を1ヶ月でも長く続けて貯蓄を増やした方が得策でしょう。
自分にとっての安定は何か?
毎月一定の額をもらえる=安定とするならば、フリーランスはめちゃくちゃ不安定です。
しかし「会社に在籍していれば安心」なんて考えが通用しないこともコロナ禍で痛感しましたよね。
個人的には安定=自分のメンタルが安定する環境だと思います。
だからみんな答えが違うんです。



リストラがこわいぴよ〜



ビクビクするより行動しよう!
・会社の利益に貢献する
・自分で事業を始める など
わたしは本来やろうとしていたことがコロナ禍で白紙になり、仕事も収入も0からのスタート。
そうなって感じたのは
「時間が無限にあるって最高♪」
「決められたレールがない方がワクワクする☆」
まさかの天国でした(笑)
時間さえあればなんでもできますからね、自分でコントロールするのは最高の贅沢です。
もしあなたが似たような考えを持っているなら、フリーランスが合っているかも!?
会社員時代と比べて収入は?
収入0から始めて金額は毎月バラバラ。
現状は労働量にほぼ比例しています。
多くの案件を受けると会社員時代の月収を超えますし、セーブすると激減します。
今は目先のお金より時間がほしいので増減をあまり気にしていませんが、目指すのは労働量を減らしても収入がアップする方向です。



急がず地道にやっていくよ
ゆっくり右肩上がりを目指したい
短期間で大当たりするビジネスは、おそらく運とタイミングがハマっただけで一時的なもの。
想定外に物が売れる→慌てて追加生産→納品したときには既に飽きられている
このぐらいのスピードで終わることも多いです。



一発当てれば資金が増えるぴよ〜



うまく運用できるならいいとは思うけど…
「すぐに資金が増えた方がいい」という気持ちもわかりますが、5年後・10年後の結果はどうでしょう?
多少スピードが遅くても、ジワジワ右肩上がりの人が最終的に強いと考えます。
さて、あなたは長期戦に耐えられますか?
焦って変なビジネスに手を出さないように!


「経費=自己負担なし」は会社員のみ



フリーランスはなんでも経費になってうらやましいぴよ〜



もしかして経費はタダだと思ってるの!?
経費=立て替えたお金が返ってくる
このイメージで「フリーランスってPCや機材も経費で買えていいな〜」と言う人が一定数います。
いやいや、出張の領収書を提出して給料日にドカンと返ってくるのは、負担してくれる会社があるから。
会社や経理担当ってありがたい存在なんですよ。
フリーランスの経費は自分で支払い、内容と金額を記帳という流れです。
経理や確定申告を税理士に頼むと非常にラクですが、当然それなりの費用が発生します。
まずは会計ソフトを無料で試してみて、自分では厳しいと感じたらプロにお願いする流れが◎
freeeと弥生シリーズが使いやすいです!
フリーランス3年目の実態 ② 社会的信用度


表にするまでもなく、会社員に比べてフリーランスの社会的信用度は低いと実感しています。
以前に比べるとだいぶ働きやすくなりましたが、それでもまだ個人と契約しない企業が多く存在するのも事実。
「自分は信用されていないのか…」と凹むのではなく「そういうものだ」と理解して、できることを考えましょう。
大手企業と同じ土俵で戦えない
営業成績のよかった人が独立して「会社の看板がどれだけ強かったのか」を思い知ることも。
個人の能力+会社自体の実績や歴史があるからこそ取れていた契約なのです。



一旦、信用度が0になると想定しておこう
人脈でどうにかすれば大丈夫!と思うのも少々危険。
担当者ベースで話がついても、その人に最終権限がなく「上から許可がおりない」パターンはよくあります。
「じゃあどうすればいいの!?」ってなりますよね。
- フリーランスが戦える&受け入れられる場所はどこなのか
- 自分はどんな価値を誰に提供できるのか
- どのようにして信用を積み重ねるか
これらを考えて、個人だからこそのメリットを見つけるしかないと思います。
わたしもまだまだ追求している最中です。
フリーランスはローンが組めない?
以前に「有名YouTuberがローン審査に通らなかった」と話題になりました。
社会的信用度はこのような場面でも影響してきます。
現時点で収入がよくても継続的に得られる保証がないと判断され、審査に落ちてしまうケースがあるようです。



友人のアーティストはめちゃくちゃ稼いでいるのに住宅ローンを組めず、
一括で購入していたよ(買えるんかーい!)
これからローンを組む予定がある人は、会社員の方が確実かもしれませんね。
フリーランス3年目の実態 ③ 仕事の獲得・業務内容


フリーランスはざっくり言うと、担当業務+営業・マーケティング・経理の兼任。
メイン業務以外にやることが多いのは明確です。
ビジネスの全体像やお金の流れを理解していないと、トラブルに巻き込まれる恐れもあります。
「うちが代行しますよ〜」と怪しい人が近づいてくるとかね。
自分を守れるのは自分!シンプルに勉強しましょう。
営業して案件を獲得



待っても待っても仕事がこないぴよ〜



ピンポーン「どうもこんにちは、仕事です!」
って向こうからきてくれたら最高だよね
フリーランスに欠かせないのは営業。
クライアント探しやお客様へのPR活動は避けられません。
断られるたびに凹む性格の人は、キツいと感じる場面もあるでしょう。
でも本当にやりたいことがあるのなら、自分を信じて乗り越えてほしいです。
「信用度ゼロからどう作り上げるのか」考えることも含めて楽しくないですか?
知人との仕事は慎重に
なかなか仕事が取れないときに、友人が手を差し伸べてくれたら「持つべきものは友達だ!」と感じますよね。
しかし、友人・知人との仕事はかなり慎重に考えた方がよいです。
- 「友達だから」の理由で大幅値下げ
- あいまいな依頼内容
- 口頭でのやり取りで決める
とくにあなたの企画やセンスを認めていない、安さを目的とした依頼は断るのがベスト。
一度破格で受けてしまうと他にも支障が出てくるはず。
また、あいまいなやり取りでは「もっとこうしてほしい」と追加注文が増えるでしょう。
お互いにプロ同士として契約できない場合には、仕事をしない方が良好な関係を続けられます。



仕事と友達を同時に失ったら地獄だもんね…
最悪の状況を想定しておく
メンタルが崩壊するのは「想定外の事態」に遭ったとき。
先ほどの友人絡みもそうですが、最悪の結果をイメージしておくことがメンタル安定のコツです。
- 複数の仕事が同時になくなったら?
- もし収入が0になったら?
- 予想以上に売れなかったら?
- 急に忙しくなったら?
- 自分が動けなくなったら?
これらは起こり得る話なので、今からできる対策を考えておきましょう。



過去に大量の在庫を抱えて後悔したよ…
フリーランス3年目の実態 ④ 勤務時間・就業スタイル


会社員とフリーランスの最も違う点は、勤務時間と就業スタイル。
わたしが在宅勤務を選んだ理由はこの点です。
会社にそこまで不満はなく、満員電車から解放されたかった…。
音とニオイが異常に気になるHSPで、ギュウギュウに押し込まれる電車はストレスMAX。
「ここはディ○ニーランド!夢の国♪」と想像力と音楽を駆使してガマンしましたが、限界に達したという経緯です。
(わからない人には相当くだらない話ですよね)
出社や就業時間の違い
満員電車から解放されてストレスフリー!!
ついでに意味のない会議からも解放されるオマケ付き。
遅刻の概念もないので、夢のアラーム無し生活は最高ですよ!
(だいたい9時台に起きています)
- 通勤に関する悩みはない
- 自分でスケジュールを組むのがニガテ
一歩間違えればセルフブラック企業
自由とはある意味で恐ろしいもの。
セルフブラック企業になっているフリーランス、めちゃくちゃ多いです。
- 休みが取れない
- 睡眠時間を削っている
不健康になるために会社を辞めたんですか!?(イヤミな言い方)
余裕のないスケジュールが原因で何かがあったときには、だいたい手遅れパターン。
契約を切られたり・大きなチャンスを逃したり…。



メリハリと効率化が大事だね!
フリーランスを続けていくうえで、スケジュール管理はかなり重要です。
対人ストレスがない代わりに起こること
フリーランスの中でも在宅勤務は基本ひとり。
人間関係の悩みは皆無!
ただ、若くて社会経験が少ない人がひとりで働くときに、次の3点が心配です。
- 教育を受けられない
- 他の人から吸収できない
- 自分の立ち位置がわからなくなる
組織には合わない人やムカつく上司に出会うかもしれないけれど、よくも悪くも学べるのは確か。
なので、まだ教えてもらえる年齢のうちは、会社で吸収しまくった方がよいのでは?と思います。
どうしても合わない環境なら転職もアリですね。



会社員も捨てがたいぴよ〜



自分に先行投資してくれるってすごいことよ。
フリーランスではありえない話!
わたしは20代前半から店長勤務を経て起業をしたので、ずっと立場が一番上でした。
「未熟なままトップを続けていて大丈夫かな?一般社会で通用するのだろうか?」と考えるようになり、一度会社員に戻っています。
結果は大正解!
「意外とこれができない人って多いのね」とリサーチできて、自分の強みも見つけられましたし。
ニガテな人も、悪いお手本という意味では貴重な材料です。
いろいろ経験したおかげで、今あまり苦労せずに済んでいます。
結論、フリーランスは自由だけど大変でもある
この記事の冒頭にも書いたように「会社員とフリーランス」どっちがいいも悪いもありません。
フリーランスは自由ですがめんどうな作業も多いです。
会社員時代に経験した大規模プロジェクトには参加できず、小さい仕事が増えるでしょう。
結局はさまざまな角度から考えて、あなたに合った環境を選ぶのがベストだと思います。
おそらくどちらも大変。
楽しめる方を見つけたいですね!


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